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俺の声を聞け 31
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「しゅ、修平…テメー……」
あまりに呆気なさすぎで恥ずかしくてそれ以上言葉が続かない。
すると修平は顔に少しかかった白濁を手で拭うとぺろっと舐めて、嬉しそうに笑うと勝手に腰を突き上げ始めた。
「あっ、待て……っあ…しゅ……へ……あぁっ」
待てと言ってるのに一向に待たない修平の突き上げにより、さっきイったばかりのモノがまた固さを取り戻す。そして修平はその立ち上がったものからダラダラと溢れてくる先走りを拭いながら、しごくようにしてそれを刺激してきた。
「んぁ……あっ、あっ……待てっ、て…ッ……」
修平は俺の言葉を聞き入れることなく、上半身を起こしてくる。
「今…日は、んッ……おれ…がするって……言っただ、ろ……」
そう言ってるにも関わらず、自身を突き上げながら俺の肌に舌を這わせた。
「体力…も、気…力も……ッぁ…ないっ、て……あッ…」
すると修平は顔をあげると微笑みながら俺の髪を撫でる。
「千秋の騎乗位見てたら元気になったのかもね」
な、なんだとー!?
でもお前ボロボロに殴られてたじゃん……なんて思っていた矢先に視界がぐるりと回り、修平を見上げていた。しかし、修平は微笑むけど明らかに息遣いが荒いように思う。
「お前…殴られて……無理する、な……」
でも、そっと目を細めると修平は俺の耳元で囁いた。
それも、無駄に色っぽい声で。
「なんかね、止まんないんだよ」
ごめんね。って、そう呟くと修平は俺の奥へと自身を打ちつけ、口を塞ぐように激しく唇を合わせてくる。そして割入った舌が俺のと絡み合い、口内を余すとこなくなぞっていく。
「ンン…ッ……んっ……」
いつもより多めのローションが律動するたびに中から溢れ、修平の先走りと混ざり泡立つ。
その感覚はまるで溶けるみたいで、本当に修平とひとつになれているような気がした。
「あぁっ、あっ……んぁ…」
「千秋……好き、好きだよ」
切ない声で呼ばれると、俺の中がきゅーっと締まっていくようで。
あぁ、俺の中に修平がいる。
それだけで幸せで気が付いたら縋るように修平の名前を連呼していた。
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