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元同級生 2
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その日、浅黄は初め、黒澤を飲みに行こうと誘ったが、先約があると断られ、酒井を誘った。
浅黄は居酒屋かバーが良かったが、酒井の希望でゲイが集まるクラブに行くことになった。
「あれ、黒澤じゃない?」
酒井の指さす方を見ると、少し先の壁際に黒澤がいた。
8人ぐらいのグループで固まっていた。
「あれは合コンだな」
酒井の言葉に、何気なく黒澤以外の男たちの顔を見ると、その中に田村の顔があった。
「やべえ、知り合いがいる」
気づかれないように、その場所から離れたが、しばらくしてドリンクを頼もうとしたところで、黒澤を含むタチグループと出くわしてしまった。
その中に田村もいた。
浅黄を見て、驚いていた。
「よう。こんなとこで会うなんてな」
会ってしまったものは仕方ない。
明るくあいさつをした。
浅黄が田村に声をかけているのを見て、黒澤が驚いていた。
「俺、彼と話があるから、俺抜きで相手を決めていいよ」
田村が、黒澤と残りの二人にそう言って、「行こう」と浅黄に声をかけて二人でその場を離れた。
田村が向かった先はトイレだった。
トイレの中には、相手を探しているのか、何もしないで壁に寄りかかる男が4~5人いた。
2つある個室のうち、空いている方に田村が入っていき、浅黄に来るよう手招きした。
浅黄は入るのを少しためらったが、「他はどこもうるさいから」と田村が言うので従った。
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