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お久しぶりっす、うっす
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ていうか、
「そろそろ、受付も終わりじゃない?」
「マジか、結構時間かかったな。もうちょい早く終わると思ったんだけど」
「なに伊宮、俺を無視してどっか行く気だったの!!!」
「なんだよお前……俺らただの友達だろ、なんで急に恋人にキレるメンヘラ?ヤンデレ?みたいになってんだよ……」
いや、だってさ!
受付終わったんだよ!!
それなら普通は一緒に教室戻る流れじゃん!本当に伊宮ったら、俺のこと「あの、すみません、」
おっとおっと、まだ居たのか、新入生。
気づかなかったぞ☆
まぁいいや、
「はい、」
「入学生なんですけど遅くなって……」
「大丈夫ですよ、お名前は」
「柊羽ですよ、柊羽。」
「あ、柊羽さんです、ね……は??今、なんて」
まてまてまてまてまてまてまて
柊羽って……まさか????
「お久しぶりですね、”橘せんぱい”?」
あぁ、神様、どうか教えてください。
なんでこいつが、俺の前に現れているのでしょうか。
「なにしてんだよ、雪兎。早くしろって」
「あ、あぁあ、ごめ、ん、伊宮」
「大丈夫ですか、橘せんぱい?」
頼むからその笑顔をやめてくれ。
死ぬほど怖い。
なんだ、なにしにきた
とりあえず今は考えるな、早くこの作業終わらせて伊宮と逃げるぞ
「これで、終わり、まし、たよ」
「ありがとうございます。」
「それじゃあ、あでゅー、さいなら。行くよ伊宮!!!!!」
「は???おいっ、ちょ」
伊宮の手首を掴んで走り出した。
全速力で。
けど、俺の50m走のタイムは27.89秒。
運動会のリレーなんて迷惑をかけるしかないこのタイム。
そして伊宮のタイムは12.31秒。
みんなも分かる通り、伊宮の方が断然速い。
「何があったかわかんねぇけど、スピード上げんぞ」
伊宮が何を察したかはわからないけど、俺に掴まれていた手首を解き、伊宮が逆に俺の手首を掴んだ。やっぱり伊宮は俺のことわかってるなーなんて思いながら。
「ありがっとっ、千影っ!」
「こーゆーときだけ名前呼びすんな。気にすることじゃねえよ。その代わり後でジュース奢れ」
「はぁ、はぁはぁ、っ、おけ、おけぇ……」
けどねぇ伊宮。一つ質問していい?
なんで伊宮は全速力で走ってる中そんなに息も上がらずペラペラ話せるの。
こちとら過呼吸になりそうだよ!!!
そんなこんなで俺、橘 雪兎は、過去に色々あった黒木 柊羽さんと再会をはたしました。
なんでだよ……
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