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俺、橘雪兎と黒木柊羽の出会い1
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1年前、俺が高校1年生で柊羽が中学3年生のとき。
まだ伊宮と仲良くなったばかりで、入学式から3ヶ月くらい経った頃に俺たちは出会った。
そのときの俺は伊宮に自分がゲイだとカミングアウト(唐突に)し、その次の日の学校でとても元気の良い大きな声でクラスの皆にも自分は「ゲイだ!!!」と告白した。
自分で言うのもなんだが、俺はイケメンの分類に入ると思う。
ナルシストみたいにそれこそ、鏡をみて「はぁ、俺まじイケメン」なんてことは言わないが。
言ったことないからね☆……たぶん。
まぁそれで、クラスでは俺に対していじめてくる人、仲良くなろうとしてくる人の2種類がいたが基本、その人達が見てるのは俺じゃなくて俺の顔で。
でも伊宮だけは、俺自身をしっかり見てくれて、それが俺にとっては嬉しくて。
だから俺はクラスの人達にどう思われようと伊宮と一緒にいた。
それで、伊宮と初めて放課後デートをする日に(付き合ってはないが)伊宮が用事ができたと言い、帰ってしまった。
伊宮が嘘をつかないことは知っていたため、「大丈夫だよ!」と言って俺1人で放課後デートを楽しんだ。
まぁ1人なら放課後デートなんて言わないが…
「そうだ!伊宮にぬいぐるみでも買お」
まぁ伊宮の趣味なんて知らないから冗談半分で伊宮に可愛らしいプレゼントを買おうと思い、歩きながらぬいぐるみの種類はどんなものかなど、スマホで調べていたら後ろから
「あ、の、すみません!」
「え??あ、俺ですか?」
「はいっ、」
と急に高身長の髪の毛もっさりくんに話かけられた。
必死に頭の中でこの人と面識あったかなー…と記憶を探るが彼の目が見えないため何とも言えない。
「どうしました…?」
といつもの偽の満面の笑み攻撃で返すと、意外な答えが返ってきた。
「あの、僕と、付き合って下さい!!!」「oh......」
なんで???
君と俺、面識ありましたか??
まさか、
一目惚れとか言いませんよね、HAHAHA☆
付き合う??
それはいわゆる恋人という
「なんで、急にそういう事、言ったのかな?」
「なんとなく、ですかね……?」
待てよ少年。
なんとなくで人生生きてたらいつか後悔しちゃうよ??
てかなんとなくで告白されるこっちの身にもなって?!
確かに男好きだけど!
男だったらどんな告白でもいいよ!とかいう決まりないから!ね!!!
「それは、断らせて貰っても、「嫌です!僕、その、あなたに!、恋しちゃったから…」ぜひ付き合いましょう」
いや、自分でもなんでその告白におっけしちゃったかはアレなんだけど、なんか、こう、
「顔真っ赤にしてしてくる告白がすっっっっっごい可愛かった。」
橘雪兎、高校1年生。
黒木柊羽、中学3年生。
名前も知らない俺たちのお付き合いが始まりました。
「君、名前なんて言うの?」
「黒木、です。黒木、柊羽。」
「よろしくね、柊羽。俺は橘雪兎だよ!」
「はい、よろしく!、お願いします!」
あー、すっっっっっごい可愛い。
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