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柊羽に対して謝罪は無い☆
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「で、どうなったんだよ」
「どうって……柊羽との関係?」
「あぁ。」
「柊羽の心があまりにもピュア過ぎて生きている世界が違うと思ったからその日から柊羽からの連絡を無視した……?」
どうせ伊宮には隠しても意味は無い。
こういうところで変に鋭いのが伊宮だ。
それで何回か伊宮の質問に嘘で答えてそれがバレ、痛い目を見たことがある。
伊宮が今どんな顔をしているか気になり見てみると、顔を伏せ震えている。
……。
3、2、1
「ふざけんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇえぞ!」
「ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィ」
やっぱりキレるよね、だよね、知ってたよ
知ってたけど、
「要するにお前は柊羽を捨てたって事だよな?」
「……。」
「返事しろよ!」
「そ、そうだよ!柊羽のこと捨てた!それだけだよ?!」
「それだけってお前…」
「千影は今まで俺が何をしようが何も言わなかったじゃん!なんで今になって言うのさ」
そうだ。俺が今までセックスしようが他人の恋人奪ったって何も言わずに、苦笑いをしていた。
なんで今になって…
なんか色々ありすぎて伊宮に強くあたりそう。実際強くあたってしまったんだけど……
伊宮と初めて喧嘩になりそうで嫌だ。
自分が悪いのに、はぁ……
ちゃんと謝らないと。
「それッは……」
「ごめん伊宮。言いすぎ「心配だからだよ!」へっ??」
「だっだから、お前の事が心配だから、親友、なんだ、ろ…?俺ら」
「……。」
あれれれれれれ?
もしかして千影さん。
ツンデレなのかな?
ゲームとかに出てくる「べっ別にあんたのことなんて好きじゃないんだからね!!」とかいう奴なのかな??
いやだってさ!
今まで冷たかったのに急にデレられると、
「そんなの可愛いとしか言えないじゃん……」
「???」
「ごっめんね伊宮!俺が悪かったから!」
「ぇ?あぁ、うん?」
「だから千影……」
「な、なんだよ」
「俺とセックスしよ☆可愛い千影に欲情しちゃった」
「誰がテメーとンなことするか!!!」
俺の左頬にはもみじ型の真っ赤なあと。
優しいね、伊宮。
殴らないでビンタで済ませてくれるなんて。
そんなことを考えていた、入学式の、受付後でした。
1ついいかな?
こんなずっと話してたけどもしかして、
「入学式もう終わってるんじゃない??」
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