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橘様はおこだよ
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「もー!伊宮!」
「なんだよ」
「俺のことおいて行ったのは許したわけじゃないんだよ!」
「黒木とお前の件はお前が悪いだろ」
「そうだけどさ……」
まぁさっきも思ってたけど!
俺が悪いけど!悪いけど!!!
「でも普通にいい奴だったじゃん。黒木」
「うっ、そ、それはわかってるけど……」
「ならいいじゃんか。お前が受付の時に逃げなかったら良かっただけの話だろ」
「い、伊宮の言う通り……」
「それで解決!オレも悪かったよ。お前おいてって。」
伊宮……やっぱり伊宮大好きだよ!!!
本当にもう愛してる!愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる
「お前……なんか今気持ち悪いこと考えたか」
「なんで??」
「寒気が……」
「あぁごめんごめん☆」
言っとくけど別に俺ヤンデレキャラにキャラ変したわけじゃないよ?!
ただ伊宮のことが大好きすぎるだけだよ。
でも今考えたら俺、
「伊宮以上に好きな人なんてできるのかな……?」
「いや、できるだろ。別にオレとお前体の関係あるわけでも付き合ってるわけでもないし。」
まぁ実際、伊宮がOK出してくれるならいつでもセックスするけどさ、したところで…だよね。
そんな軽い関係じゃないし。
でも……
「俺、別に伊宮以上に好きになる人いなかったとしてもいいけどなー。所詮恋愛なんてセックス!イエス!だもんな。」
「恋愛なんてセックス!まではわからなくなくもないけどイエスはいらないだろ……」
なんとなくテンポ良くない??
それならセックス!マックス!の方がいいか。
うん。そっちだね。
「くだらないこと考えてただろ」
「いーや、別に別に……??」
「嘘下手すぎだろ」
「それより伊宮!!!」
「な、なんだよ……急に」
「どっだった?」
「???」
「岸谷くんと話したじゃん。伊宮が立派だなーって言ってた子」
「あぁ、いい子だったな。でもお前黒木と話してた岸谷夜宵の話ってどんな会話だったんだよ」
「…………ぁぁぁぁあ!!!それだろそれ!」
「やっぱり…どんな会話の内容だったか聞いてないんだろ」
「せっかく話したくもない柊羽と話したのに……」
「おい、失礼だろ」
なんにも収穫なしに会話切り上げちゃったじゃん?!
ちょいテンパり過ぎてもう頭の中大混乱中。
いっか、まぁ。
なんか岸谷くんの会話のこと聞くために柊羽に話しかけるのもちょっとね……。
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