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自分の役割
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「 今日から宜しくお願いします 」
俺の声にビックリしたのか、白衣に袖を通した手が止まり
振り返る。
「 よろしく 」
そう言いながら初めて見る笑顔に、心臓が跳ねた
「 あ、あの… 」
「 うん? 」
「 俺…… ちがっ 、自分はこれから何をすればいいですか?与えらた仕事は頑張りますので。」
「 うん? 」
「 あ、仕事…… 」
「 あぁ、仕事かぁ。 」
叶さんは、忘れてたのかそれとも何も考えてなかったのか
ソファに座りこんでしまった。
「 ここ 」
叶さんの座っているソファの椅子を叩き、ここだよと呼ばれた
意味がわからずそのまま言われた通りに座る
「 ワァッ、ちょっ、チョット叶さん? 」
座った俺の足に頭を置き、叶さんが横になる
いわゆる膝枕だ
「 何をしてるんですか? 」
「 何って、寝るからだよ。君の仕事でしょ 」
目の前にイケメンの笑顔が満開の花の様に見えた
「 俺の… 仕事? 」
「 そ、綾人君の匂いがあれば寝れるからね。君の役割だよ、かなり重要だからね〜。じゃ、おやすみ 」
そう言って瞼を閉じてしまった
「 あっ、エ〜〜? 」
大声を出しそうになら、慌てて自分の口を押さえる。
本当に、寝てしまったようだ。
叶さんの顔を見れば、クマができていた
その顔を見れば怒れなくなる
( 自分の役割かぁ… )
起こさないよう少し身体を動かしスーツの上着を脱いて
叶さんへ掛けてあげた
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