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九条の車内*
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午前練習が終わり、ハルが帰るのを見送ってから地下駐車場に向かった。
九条が現れると、前回と同様に前後にローターを仕込まれ車に乗せられた。
「…っ…」
悠斗は助手席で喘ぎ声を抑え、九条から顔を背けていた。
「どうした黙り込んで。機嫌が悪いな」
「…今日…わざと、でしょう…?」
ハルに見せつけるように午後の呼び出しをしたのは。
「あぁ、わざとだ」
九条は悪びれもせずにさらりと答えた。
「…っ!…やめて、ください…っ…あーゆーの…っ」
「君は私のモノだと、青葉に知らしめたいんだよ。青葉より私を優先させるって、ね」
九条はローターのスイッチを強に回した。
「んんっ!!く、ぅ、う…っ!」
「こうやって君を啼かせられるのも私だけだ。青葉にはできない。それも見せてやりたいくらいだ」
"うちに可愛いイヌがいるから今度遊びにおいで"
九条がハルに言った台詞が想起される。
「っ!ぜったい、やめっ…!」
「それに比べれば我慢しているほうだと思うぞ?今の私は」
感謝してほしいくらいだ、とでも言うように溜息を吐いた。
これ以上文句を言っても分が悪くなる一方だ。
それを悟った悠斗は唇を噛んでその場をやり過ごした。
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