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リクエスト② 筆責め 3
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『せ』『か』『い』
世界…?
『い』『ち』
世界一…。
『あ…』
「っ!」
もう、何この人…。
「バカ火宮…」
思わず漏れた呟きは、自分でも驚くほど甘かった。
「ククッ、翼、答えは?」
『せ、か、い、い、ち、あ、い、し、て、る』
世界一愛してるなんて、そんな陳腐な言葉。
ふざけてるの?似合わないから、って思うのに…。
「俺も…」
「ん?」
「俺もっ…」
『宇宙一、愛してる』
囁くように返した言葉は。
まったく陳腐はどっちだろうって。
突っ込むなら突っ込めばいい。
「ククッ、外れだ。この負けず嫌い」
「っ…」
違う、俺はあなたの言葉に対する答えを言っただけ…と慌てたのは俺の早とちりで。
スルリと外されたアイマスクと、両手の拘束が本当の答えだった。
「ふっ、覚悟しろ」
ポイッと捨てられた筆が、カラーンと床に転がる音がする。
タラリとたらされたローションが、後孔に塗り込められ、軽く慣らされただけのそこに熱い昂りが触れた。
「っ!」
思わず息を詰めた瞬間、すっかり火宮の形に馴染んだ、ヒクつく後ろがそれを迎え入れた。
「あぁっ!」
あまりの快感に背中が仰け反る。
「ふ、ぁっ…あっ、あんっ、あぁっ」
息つく間もなく律動を開始され、翻弄される身体がのたうつ。
「クッ、締まる…」
「あんっ、あぁっ、ひ、みや、さっ…」
「ふっ、ナカが奥へ奥へと絡みついてくる」
あぁ、気持ちいい。
嬉しくて幸せで、涙が勝手に溢れてくる。
「ンッ…そこっ…」
ビリッと痺れる1点を擦られて、前がビクビクと解放を求めて震えた。
「おまえのナカは熱くて気持ちいい」
「んぁっ、あぁっ、あぁーっ!」
欲情に掠れたそんな色っぽい声で、息を吹き込みながら言うなんてもう反則だ。
ゾクゾクッと昂った身体が、堪える間も無く欲を吐き出した。
ピュッと飛んだ白濁がベッドに散る。
「ッ…煽るな」
「ど、っち、が…あぁっ、イッたのに…」
射精の余韻で震える身体を、なおも突かれ、挿入ったまま身体を返される。
「ひぁぁっ、あぁんっ、あっ、また、また…」
対面で穿たれ、激しく擦られたナカが痙攣する。
「刃っ。じんっ…」
伸ばした手を火宮の背に回し、ぎゅっと掻き抱くようにしがみつく。
「翼」
「っあぁっ!」
「翼…」
「ふ、あぁっ、あんっ、ンッ…」
目の前で揺れる火宮の美貌に合わせて、ナカがズンズンと穿たれる。
欲情に濡れ、熱い吐息をもらす火宮が、むせ返るような色香を放っている。
「きれい…」
そっと唇を、火宮の頬に触れさせる。
「愛おしい…」
ペロッと舐めた肌が、微かに浮かんだ汗で塩辛い。
「好き…」
「クッ…」
「好き、刃」
ちょうだいと唇に触れた、俺の唇を、貪るように喰らい返してくる。
「んっ、んンッ…んぁ…」
あぁやばい。
もうまたイッちゃう…。
絡まる舌と、激しさを増す律動。
堪えることなんて考えられない。
「んンーッ!じ、んっ…」
イク…。
「ふっ、ハッ…」
あぁ、同時だ…。
パタパタと飛び散った白濁が腹に落ち、まったく同時にナカで弾けた火宮を感じた。
「し、あわ、せ…」
嬉しくて、嬉しくて、涙がハラハラ溢れ出す。
「翼」
きゅっと寄っていた眉がふわりと緩み、花が綻ぶみたいに綺麗に火宮が微笑んだ。
あぁこれ、この顔。
俺がさせてる。
「ふふ…」
『普通』のえっちをあまりしてくれないこの人だけど。
誰より俺のことを愛してくれてる。
「だから…」
それが分かるから大丈夫。
それが分かるから大好きなんだ。
何されたって、どんなに意地悪だって。
だってこの人、俺にメロメロ。
「刃」
「ん?」
「も、1回」
あれ?
もしかして自分から強請るの、初めてかも…。
「ククッ、どうした、珍しい」
「んっ…べ、つに…」
欲しくなるのに理由なんてない。
「ふっ、やっぱりたまには趣向を凝らすのも」
「はっ?違っ…」
決してそのせいではないから!
「ククッ、遠慮するな」
「なーっ…」
あぁやっぱりこの人は…。
どSで意地悪でどうしようもない。
「でも好きなんだもんなぁ…」
ぎゅう、と抱きついた身体が愉悦に揺れて、ズンッと再び奥が穿たれた。
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