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リクエスト⑨ コスプレ3
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「っ…」
嘘でしょ…。
目を疑う目の前の光景に、俺はリビングの入り口に突っ立ったまま、ピシリと固まった。
「ククッ、どうした。ほら、もっとこっちへ来い」
ニヤリと笑っている火宮が示すのは、リビングにあるローテーブルの前で。
けれど俺が固まったまま動けない理由は、そのテーブルの上に散らかされたものたちにあった。
「っ…」
車から担ぐように下されて、マンションの部屋まで上がってきたまではまだいい。
けれどリビングの入り口でようやく下ろしてもらえたかと思ったら、ちょっと待っていろと言った火宮が寝室に消えた。
次に出てきたときには、その手に大きな紙袋を持っていて。何かと思えば、ローテーブルの上で中身をひっくり返した火宮が、これが仕置きだと妖艶に笑った。
「ククッ、嬉しいだろう?猫を飼いたかったんだもんな?」
「っ!」
飼いたかったわけじゃなくて…。
じゃなくて、それじゃぁ飼うっていうか、俺が、俺が…。
「ほら翼。服を脱いで、こちらに来い」
ニヤリと笑った火宮が手にしたモノ。
ひょろりと長い尻尾のついた、バイブに似た、形が微妙に違うけど、多分用途はほぼ同じだろうそれ。
「ん?プラグを見るのは初めてだったか?」
「プラグ…」
「あぁ。キャットテイル型アナルプラグ。今からおまえに挿れるものだ」
愉しそうに弧を描いた火宮の目が、キラリと妖しく光った。
「っ、そんなっ…」
「もちろん、これも、こっちも」
次々と示されるそのものたちは、猫耳がついた可愛いカチューシャと、モフモフしたリストバンド。そして極めつけは鈴付きの首輪だ。
「火宮さん…」
許して、と縋った目は、火宮の妖艶な笑顔に弾き返された。
「ククッ、安心しろ。猫の姿をしたおまえも、きっと可愛い」
「っーー!」
だから、それの、どこに!
安心する要素があると言うのだ。
ほら早く、と急かしてくる火宮に目眩がしてくる。
「翼?」
だけど薄く目を細める火宮の顔には、先ほど俺がつけてしまった傷があって。
「っ…」
あぁもうっ!
行けばいいんでしょ、行けば。
あぁ脱ぎますよ。猫コスプレでもなんでも好きにすればいい。
半ば自棄になりながら、俺は腹を括って服を脱ぎ捨てた。
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