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リクエスト⑨ コスプレ4
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「っ…」
後ろに入れられたプラグとやらが、ナカを刺激して苦しい。
「はっ、ぁっ…」
生理的に異物を吐き出そうともがくナカの動きに反して、なんか抜けないように加工されているんだろうプラグが、出ようとしてはナカに戻るから、自分で自分のナカを擦っているみたいになっていて辛い。
「んっ、っぅ、んンッ…」
手には可愛らしいフワフワのリストバンド…かと思ったら、間を繋ぐチェーンをつければ、しっかり手枷として機能する代物で。
「あっ、あんンッ…あぁ」
頭についているらしい耳、は、見えないからいいとして、首につけられた首輪の鈴が、俺が身動きする度にチリン、チリンと鳴って、今の格好を痛感させられる。
「クックックッ、思った通り、可愛いぞ」
「嬉しく、ないっ、です…」
ソファに腰掛けて、目を眇めて俺を見る火宮が、ゆったりと足を組む。
「さぁ翼、まずはそのまま、テーブルの周りを一周しろ」
「っ!」
そのまま、と言うのは、猫コスプレのまま、という意味ではない。
今俺は、後ろにプラグを入れられたときの体勢…そう、四つん這いで床にいた。
と、いうことはつまり。
「ほら、翼」
ツン、とお尻をつついてきたのは、まぁよくお似合いになられます、毎回どこから取り出しているのか疑問の鞭で。
「っ、く…。分かり、ました…」
どうせ逆らう術なんかありはしないから。
渋々一歩、片手を前に出した俺に、ピシッと軽く鞭が振られた。
「った!」
従ったのに。
何をする。
思わずキッと睨んでしまったら、それはそれは艶やかに笑った火宮がいた。
「翼、おまえは猫だぞ」
「え?」
まぁ確かに猫の格好をさせられているけど…。
「返事は?」
「っ…」
まさか、それは…。
フラリと見上げた火宮の顔は、俺の予想を肯定する悪い笑顔だった。
「っ、そんな…」
この格好だけでも十分恥ずかしくて罰なのに。
この上さらにそんな恥ずかしいことをしないとならないなんて。
ぎゅっと噛み締めた唇が痛む。
「鞭か?」
「嫌ですっ…に、ゃぁ…」
痛みだけは勘弁して欲しい。
俺は恥を忍んで、限界まで俯けた顔から、小さく小さく呟いた。
「クッ、これはなかなか…」
な、なにさ。
自分で無理強いしておいて、何をそう驚いているんだ。
カァッと熱くなってしまった顔から、今にも火が出そうだ。
「翼」
「にゃ、にゃぁ…」
「ククッ、いい子だ。そのまま一周、ほら、歩け」
「にゃぁ」
あぁもう、その嬉しそうな顔。
せっかくの美貌が、だらしないったらない。
俺は恥ずかしくて屈辱でたまらないというのに、そんなに愛おしそうな目で見られたら、顔だけじゃなくて身体まで熱くなってくるからやばい。
ドクン、ドクン、とうるさく鳴る鼓動を誤魔化しながら、俺はソロソロと手足を順番に動かした。
「っ!」
何これ、やばい…。
四つん這いで歩き始めて数歩のところで、俺はゾクリとナカから湧く快感に気づいてしまった。
「あっ、あぁっ…あんんっ」
俺が進む度に、スリ、スリ、と引き摺られる尻尾が、床に擦れて小刻みな振動をプラグに与えてくる。
「あぁっ、あんっ、ンッ…」
それがまた、しっかり前立腺を刺激するからたまらない。
「っ、あぁっ、やぁっ、これ無理…」
「翼?」
「にゃ、にゃぁ!にゃぁにゃあ!」
人語を話せば鞭が視界の端で揺れ、けれど猫語の叫びでは何も伝えられない。
「ククッ、うちの翼猫は、発情期か」
股の間で、腹につくほど反り返ってしまった性器に気づかれて、俺はたまらずその場で動きを止めて蹲った。
「にゃぁぁ…」
ジワリと視界が滲む。
「にゃ…」
許してよ。
見上げた火宮の顔は、意地悪く笑みを浮かべているだけだ。
まだ半周も進めていなくて、後3分の2以上もこんなの、絶対に無理だ。
「にゃ、ぁぁ」
お願い、許して。勘弁して。
俺はもうただ必死に、クルリと向きを変え、火宮の足元に寄って、そのスーツのズボンに、スリスリと頬を擦り寄せた。
「ひみにゃ…」
う。やばい、噛んだ。
快感と嗚咽に震えた唇が、思い通りの言葉を作ることに失敗した。
けれど思いもかけず、頭上からブワッとむせ返るような色香が湧いた。
「クックックッ、無意識の痴態か?どうやらうちの猫は、おねだりが上手のようだ」
スルッと鞭の先が俺の顎を掬い、つられて見上げた火宮の顔は、満足そうに微笑んでいた。
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