アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
リクエスト12 暴走子羊と意地悪狼 2
-
「で?俺が浮気して女とイチャついて朝帰りしたって?」
「それで当て付けで俺の能貴に迫って襲いかかってたんだっけ?」
「あなたの、ではありませんが。まったく、会長をお疑いになられ、私を巻き込むなど」
ひぃぃ。
大人3人に囲まれて、会長室の床に正座させられた俺は、頭上から降ってくるそれぞれ不機嫌な声に睨まれて、小さく身を縮めていた。
「ったく、勝手に誤解して、他の男と浮気をする気になるなど。躾直しが必要だな」
「俺も。会長、俺も、能貴襲った翼くんが許しがたいです。今回ばかりは俺もお仕置きしていいですかー?」
夏原まで…。
「私も。仕事の邪魔をした挙句、傍迷惑な襲来など。しかも何より許しがたいのは、会長の想いを軽んじておられるところです」
私からも仕置きする許可を、なんて、真鍋まで完全に敵に回っていて。
「っ…やだ。やだっ、火宮さんっ」
許してよ。
っていうか、助けて。
こんな怒った大人3人に囲まれて、俺はすでに泣き出しそうだった。
「クッ、哀れっぽく縋り付いても駄目だ、翼」
そんな…。
「今回ばかりは諦めろ。2度とこんな馬鹿な真似をしないように、全員から仕置きを受けるがいい。観念してそれを受けろ」
「そんなっ!本当に火宮さん以外からも?」
嘘でしょ?
「ふん。夏原、真鍋、順番に…そうだな、1日ずつ、それぞれに絶対服従、という罰はどうだ」
な、に、それ…。
火宮の仕置きの提案に、呆然と目が見開いた。
「わー、いいね。1日好きにしていいんですか?罰として火宮翼くんが1日下僕かー」
「異存ありません」
キラキラと目を輝かせた夏原と、すんなり納得してしまっている真鍋。
ちょっと、誰か止めてよ!反対してくれる人はいないわけ?
チラッ、チラッと順番に見上げた3人は、それぞれニヤリ、ニコリ、フッ、と、サディスティックに笑っていた。
「じゃぁ俺っ、トップバッターでいいですか?」
「あぁ。俺は最後でいい」
「では私は2番目で」
あぁぁぁ、本当にそんな罰…。
1人輪の中心で項垂れる俺の上で、どS3人様が、何やら勝手に話を進めていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
81 / 233