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屋上
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3人で登校中。愁くんも今日からうちの学校で働くらしい。こんなイケメンが2人もいたら...想像するだけで鳥肌が立つ。
当然、道を歩いてるだけでチラチラ見られる。
朝から最悪だな。なんて思いながら、少し後ろを歩く。
「夏樹?何かあった?」
気付いた翔くんが僕の体を引き寄せる。愁くんもそれに気づいたようで、翔くんを睨む。
「なんでもない」
カッコイイから目立って当たり前なんだろう。優しいし…知らない人に優しく微笑む翔くんを見てモヤモヤする。
「愁くんもう行こ」
翔くんを置いて走り出す。学校まで、そんなに遠くないから、汗もそんなに出なかった。
後からついた、翔くんは僕を見ても無反応で...他の生徒に笑顔ばっかり向けて、僕には一つも笑ってくれなかった。
それに、お弁当も今日は一人で食べろって渡されたし…何なんだよ。僕だって、翔くんなんかどうでもいいし!
「夏樹なに怒ってんの?」
「愁先生...なんでもないです...」
学校では、教師と生徒だから敬語とか呼び方も気を付けてるつもりなんだけど。
「何かあったら言えよ?」
「ありがとうございます」
ニコッと笑って頭を撫でられる。ゴツゴツした手が気持ち良くて、寝そうになる。
遠くから、女子の声がして愁くんから離れる。
愁くんを見つけて騒ぐ女子達を見つめる。やっぱりイケメンはいいな…とか思ったり。
今日は、楽しくないなとか思って屋上へ行く。ついた瞬間に、チャイムがなった。
今回だけ休んでもいいや…何て呑気に考えて、目をつぶる。
「っあぁ...あれ...?」
いつの間にか寝てた。何故か、翔くんと愁くんもいる。寝てる二人を見つめて、笑う。
双子かって言うくらいに似てるな...なんて思いながら、ほっぺを引っ張る。
「おはよ夏樹...」
二人同時に起き上がる。びっくりして、固まってしまった。
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