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「あいつ笑ってるようで目が笑ってない」
「だから言っただろ。裏がありそうだって」
たしかに彰の言う通り裏がありそうだ。
「あぁ」
「まぁ、いいや。それより今日学校終わったら予定ある?無いならどっか行こうぜ」
そういや、今日は入学式だから今してるS.H.R.が終わったら下校だったな。
「多分無いな」
「多分?」
「入学祝いに兄貴とどっか行くかも」
「そっか。相変わらず理央はブラコンだな」
「ブラコン……」
じゃない、という続きは担任の声に遮られた。
「最後に風魔くん。明日からは元の席に座ってくださいね」
「は?嫌だね」
「勝手に席を変えられては困ります」
彰の言葉に担任は笑顔で応えてる……が、何だかイラついているようにも見える。
それに、周りの奴らも彰に怯えてるし、そろそろ止めるか面倒くさいなぁ。
「彰、そろそろ止めろ」
「お前がその胡散臭い笑顔を止めたら考えてやる」
おいおい。人の話を聞けよ……ったく。
「それから髪の色も明日までに黒にして来てください。ピアスも除けて来てくださいね。」
ピアスって校則違反なのか……。
校則読んでないから知らなかった。
明日からは透明ピアス付けてこよう……。
「あ?生徒の話も無視するやつの言う事なんか聞くかよ」
「そのままそっくり返しますよ。風魔くん。規則も守れない生徒の言う事なんて聞きませんよ」
やばい。如月それ以上火に油を注ぐな。
彰から黒いオーラが見える……。
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