アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
25
-
「何で俺が軽いって分かんの?」
「あぁ。それは昨日ソファまで抱っこしたからな」
「そっか……、抱っこか。…………え?」
「顔真っ赤だぞ」
いや、赤くもなるだろ……!
抱っこって、くそ恥ずいじゃねぇか!
「それより、その卵焼き頂戴」
「それよりって……」
「ん?くれないのか?」
「やるよ。ほら」
ーーパクッ
「美味い」
「そっか。良かった」
「うえ〜。あ〜んとか甘いわ!何があったか知らねぇけど、イチャイチャするなら他所でしろ!いや、理央は渡さんからな!」
彰……、何言ってんだ?
いつ俺が如月とイチャイチャした?
てか、言ってる事が滅茶苦茶だぞ。
「風魔うるせぇぞ」
「あ?お前が理央とるからだろ⁉︎」
「ん?彰もあ〜んする?はい」
「あ〜ん。じゃなくて!」
あっ。文句言いつつ食べるのな。
「お前らコントしてんのか?」
「「してない!」」
ハモった。最近良くハモるなぁ。
「ふっ。仲良いんだな」
「うん」
「理央と仲良いに決まってんだろ」
ーーギュッ
「彰?苦しい」
ペシペシ叩くも抱きついて離れてくれない。
「抱きつくのは良いですけど、昼休み終わりますよ?」
あれ?如月の背後が黒いんだが……。
「はっ。言われなくても食うし!」
やっと離れてくれた。
「理央。唐揚げも食べて良いか?」
「ん」
「美味い」
あ〜んして、また如月に飯をやる。
何だか雛鳥に餌やってるみたいだ。
「毎日食いてぇな……」
「ん?作ってこようか?」
「ちょっ⁉︎理央⁉︎本当に何があったんだ」
何驚いてんだ?彰は。
今日は本当に変だが、変な物でも食った?
「理央の負担にならね?」
「3人も4人も変わらないから良い」
「4人?」
「ん?あぁ。兄貴の分」
「へぇ。お兄さんが居るのか」
「うん」
「じゃあ頼もうかな」
「嫌いなものあるか?」
「無い」
「了解」
「本当どうなってんの?」
終始、頭を抱えていた彰だが、本当にどうしたんだ?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 37