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何をそんなに驚く事があるのだろうかと首を傾げる。
俺が欲求不満だと何か可笑しい事でもあるのだろうか。
「由良が欲求不満?!いやいや、嘘でしょ?」
「由良ちゃん毎日誰かとよろしくやってるんじゃないのーお?!」
「由良っちが欲求不満とか世も末だわー」
いやいや、何ていうか言い草が酷過ぎやしませんかね……。
しかも、雅也まで……。
世も末って。
「いや………俺だって、気乗りしない時もあるし……それに、この前の佐藤真昼の件もあったし……一応自重中…」
暑さに体力を奪われて気乗りしないのも事実だし、佐藤真昼の件があったから自重しているのも事実で。
……まあ、暑さで気乗りしないっていうのが8割方占めているのだけれど。
そもそも、3人とも一体俺を何だと思っているのだろうか。
確かに性に多少なりともルーズな事は認めるが、昨日の情事で寝不足になって仮眠室で寝た事なんて一度も無いし、腰が怠くて遅刻した事も無い。
静也程節操無しでは無いと自負している。
「あー…佐藤真昼の件は確かに大変だったよねえ。御琴ちゃん達の誤解も解けたんでしょお?」
邪魔だったのか、ハニーブラウンの前髪を赤い水玉の玉がついたヘアゴムで縛りながら、豪は納得した様に頷いてそう言った。
「ああ……うん」
「佐藤真昼の件と云えば!風の噂で由良が揉めている所を篝が助けたって聞いたんだけど?その件は、どうなのかしら由良さん」
本当に………由貴は余計な事を言う奴だとつくづく感心する。
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