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はだかの王子様4
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「エドワード、J、フラー…?」
おやおや
その驚かれたお顔もまた可愛らしい。
「フラーってことは」
「流石でごさいますライル様。お気づきのように私はフラー家の者でございます。こちらにいらっしゃるケビン・B・フラー様に拾われ、今日まで育てて頂きました。」
私の微笑みに、少し顔を赤くされるご様子がまた可愛らしい限りでございます。
「ライル様、あなたには未だ執事がいない。王宮内であなたが苦しい思いをしているのはわかっております。ここはひとつ、この老いぼれの願いを聞くと思ってこやつを連れて帰ってはくれませんか」
「でも…」
「大丈夫。エドワードはわたしが鍛えた男。必ずあなたを守ってくれます」
ライル様の小さなお手をとり、床に片膝をつく私に、少し戸惑われたご様子。
「必ずあなた様をお護り致します。この命に代えても。」
私の可愛い王子様。
「い、命に代えてもなんて、…そ、そんな、命は、大事にしなきゃっ!」
「「……………………ぶっ!」」
「えっ?」
「はっはっはっ!!そうですな!命は大事です!なぁ、エドワード」
「ふふっ、えぇ大事です」
あぁ
愛おしい愛おしいお方。
「え?えっ?」
命は大事に致しますが、いざという時にはきっと、あなた様を全力でお護りさせて頂きますよ。
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