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はだかの王子様17
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私のお仕えしている王子様は、少し王子様らしからぬところがございます。
炊事や洗濯をご自分でなさろうといたしますし、お部屋の片付けなども私の仕事を奪ってしまう勢いでございます。
何より、
お身体をご自分で洗われるのは、執事として納得がいかないのです。
本日もまた浴室の扉を閉めようとなされたライル様の隙をついて、私は遂に脱衣所の中を占領したのでございます。
「もしご入浴中に誘拐されるようなことがあったらどうするのですか‼︎」
「ゆ、誘拐って大袈裟な」
「誘拐だけではございません!突然の敵襲があった場合にはどうされますか⁈ライル様のあられもないお姿をどこの馬の骨ともわからぬ輩に見られては、私生きて行けませんっ‼︎」
「え、エドワードさん落ち着いて、」
…私としたことが、
つい本音が出てしまいました。
「兎に角!私は絶対にここを動きませんからね!」
「そんなぁ」
何としてでも、私はライル様のお美しいお身体をあらゆる危険からお守りしなくてはならないのです。
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