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甘い液体を飲みながら、探偵さんに連れられてキラキラのお店に入る。
あっちもこっちも眩しくて目がチカチカしちゃう。
「俺電球買ってくるから好きなの見とけ。」
「好きなの?」
「あぁ。すぐ戻ってくる。」
「わかった。」
本当はあんまり離れたくないけど我儘は良くないから我慢。
仕方なく周りを見渡すと、キラキラに紛れて大きな箱とか小さな箱がある。
この箱、探偵さんのお家にもあった。
ここから牛乳が出てくるんだ。
「…すっからかんだ。」
開けても中には何も入ってない。
その代わり、写真と文字が書いてあったり光ったりする。
これ、なんなんだろう。
「ね、探偵さ…んは、いない。」
うっかり癖で探偵さんに聞きそうになった。
危ない危ない。
他に面白そうなものは無いかな、っていろんなものを見て回る。
光る箱、冷たい箱、風の出るプロペラと大きな光る円盤。
何もかも記憶にないものばっかりで遊園地みたい。
そうやっていろんなものを見て回っていると向こうから小さな袋を持った探偵さんが手を振りながらこっちへ向かってくる。
「ポチ、飯買って帰るぞ。」
「はーい!」
初めて見る色んなものよりも、今は探偵さんと一緒がいいなぁ…なんて。
そんな事言ったら呆れられちゃうかな。
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