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最初、あのスーツと男が来てから二日。
電話がかかってきて今日ここへ来ることが決まった。
アイツが来るまであと少しだ。
…依頼されても素直に引き渡すわけには行かないんだが。
「ポチ、依頼者がここに来るからお前は家に隠れとけよ。」
「隠れる?」
「あぁ。」
「どこに隠れよう。見えなかったらいい?」
「あー…そうだな、依頼者が入る範囲は入ってすぐの応接室だけだ。だからまぁどこでもいいんだが…風呂場にしよう。」
「わかった、お風呂で待ってる。」
「頼んだぞ。出来るだけ物音を立てないようにじっとしとけ。」
「はーい。」
風呂場で待たせるのは少し気が引けるが、もし仮にアイツが家に上がり込んでも風呂場まで見ないだろう。
出来るだけ聞くことを聞いて早く追い返そう。
「よし、それじゃ呼びに行くまで待ってろよ。」
「わかった!」
「終わったらオヤツでも食べさせてやるからな。」
ポチの髪をなでてやり風呂場へと誘導する。
…さて、仕事するか。
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