アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
3
-
パチリと目が開く。
…なんて目覚めの悪い夜なんだ。
嫌な夢を見た。
「いてて、…僕よくこんな体制で寝てたね。偉い偉い。」
机の足に挟まるみたいに眠ってた体はカチカチで起き上がろうとしても痛くて動かない。
無理やり体を起こすとどこかの関節がボキボキと音を鳴らした。
それにしても随分懐かしい夢を見た。
…もう見たくもなかったのに。
欠伸をして時計を見ると時計の針は深夜1時をさしている。
これだけ寝たら充分。
そろそろお仕事でもしようとした時、携帯にメールが届いてること気付く。
『薬のことはわかったか?』
愛想のないメールだ。
…今まで寝てたなんて言ったら怒られそうだけど、まぁ仕方ないか。
嘘は良くないし。
『寝てましたーごめんね。今から調べるよ』
固まった体を動かして水筒の蓋へ手を伸ばす。
…さて、一仕事やりますか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
71 / 149