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ベッドの上で仰向けに寝転がり、荒く息をするポチの髪を撫でる。
痛くはしない。
優しく、出来るだけ不快感を与えないように。
そう心の中で唱え、手にローションを垂らしていく。
いつかに要が嫌がらせに置いていったコレがコンに時に役に立つとは思わなかった。
「入れるぞ。」
「ん、っ…」
指をそっと触れさせ力を込める。
この小さい体だ。
キツくて前に進まないことだって予想していた。
それなのに、力を込めた中指はそんなに抵抗もなくずっと奥の方まで進んでいってしまう。
…そうとう誰かに使い込まれているらしい。
指が中へ触れるだけでビクビクと体が揺れ呼吸が上がっていく。
「っ、…ぁ…!」
「…平気か?」
「大丈夫、っ…も、っと…奥…っ」
涙で顔を濡らしながらまるで悲願するようにそう叫ぶ。
どれだけ苦しいんだろう、どれだけ辛いんだろう。
ポチだってきっとこんな事されたくないはずだ。
その度に胸が苦しくなる。
中指を限界まで奥へ進め、ゆっくりと抜き差しをする。
しばらく、くぐもった声だけがしていたがふとした瞬間にポチの手が俺の手へ重ねられた。
「…っ、お願い…、……」
「…なんだ?」
涙に震えた瞳。
しゃくり上げるような声。
辛そうな悲しそうな見たことのないような顔でソレは言った。
「…優しく、しないで。」
俺はその言葉を聞いて胸の奥を突き刺されるような痛みに襲われながらも、頷くことは出来なかった。
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