アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
5
-
「お前は一際容姿がいい。俺の隣に置いておく。」
「はい。」
「お前の意思も心も俺の物だ。いいな?」
「はい、ご主人様。」
暖かい。
ご主人様?
起きないと、早く、起きないと。
「ポチ、夜寝れなくなるぞ。」
パチリ、と目を開くと隣には探偵さん。
…そうだ。
俺、座って…そのまま眠くなって寝ちゃったんだ。
「んー、…おはよう探偵さん。」
「おはよう。眠気はなくなったか?」
「うん、ぱっちり!」
「そりゃ良かったな。」
「…あれ、要さんは?」
「とっくに帰ったぞ。起こそうと思ったがアイツが気持ちよさそうに寝てるからって。」
「そっか。また会える?」
「あぁ、すぐにな。」
要さんにちゃんとありがとうって言いたかったのに。
次会えたら今日の分もたくさんありがとうを言おう。
お外を見たらもう夕焼けで、朝もお昼も寝てたみたい。
「どうしてこんなに寝ちゃったんだろう…」
「慣れないとこで気張ってて疲れたんだろ。」
「そうかなぁ…」
「ま、明日もいつも通りだ。気楽にいろ。その後は少しばかり忙しくなる。」
「忙しく?」
「あぁ。飯食べ終わったらお前にも話す。顔洗ってこい、晩飯の買い物行くぞ。」
「はーい!」
お話ってなんだろう?
わからないけど、それより今から探偵さんとお買い物に行く方が楽しみ。
近所でも一緒にいるのが一番楽しいんだ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
126 / 149