アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
あれから(遥side)
-
あれから仕事の量が減った。
残業も無くなったし、
1日に行う書類整理の量も半分に減った。
「部長...気を遣ってくれたのかな...」
部長に悪いことをしたなと思い溜息をつくと、
和樹が僕の名前を呼びながら肩を叩いてくる。
「はーるか!」
「和樹...」
そう言って振り向くと、和樹は
「おうおう疲れたカオしてんなぁ。
部長とタッグを組むことになってから
仕事の量が急激に増えたんだろ?
部長はスパルタだからな〜!
鬼の部長って呼ばれてるのも頷けるよな〜...
あー、そうだ。
俺が部長に遥の仕事の量を減らして下さいって
頼んでやろうか?」
と励ますように言いながら笑った。
「ありがとう、大丈夫だから...」
僕がやんわりと断ると「そうか〜?
じゃあ倒れない程度に頑張れよ〜!」と
言いながら僕の右頬をぷにっとつまんだ後に
わしゃわしゃと頭を撫でて、満足そうに
自分のデスクに戻っていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 36