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感情の名前(遥side)
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数日後、僕は善人さんがいる芸能部を訪ねた。
休憩時間に話を聞いて貰えるということなので、久しぶりに仕事に気合が入った。
そして休憩時間、とあるレストランで
一緒に食事することになった。
「善人さん...誰かの特別になりたいって想う
気持ちってなんて言うんですか…?」
注文した料理が運ばれてくるのを
待つ間に善人さんに尋ねる。
善人さんは少し驚いたような反応をしたあと
うっとりと目を細め
「それは...恋じゃないかしら。」と言った。
恋...?
この感情が恋だというのか...?
ということは、僕は...部長のことが好きなのか?
あの堅物のことが...?
そう思いつつも、何処かで納得していた。
部長は優しいし、気遣いが出来る。
堅物で鬼の部長って呼ばれてるけど、
ただ真面目に仕事に向き合ってるだけだ。
そうか、僕は部長のことが好きなんだ...
この瞬間、僕は恋心を知った。
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