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興味無し(遥side)
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部長から返ってきた答えは、意外なものだった。
「俺に、婚約者など居ない。」
その言葉につい「えっ」と驚きの声をあげる。
驚いたのは僕だけじゃなくて花崎もだった。
「蒼羽様ぁ、夢乃がこんなにも想っているのに...夢乃を選んではくださらないのですかぁ??」
そう花崎が問いかけると
「あぁ。俺は現在、恋愛に現を抜かしている暇は無いからな。」と冷たく返事をした。
そっかぁ...部長、恋愛に興味ないんだ...
でも、その指輪は??
そう思ったので、「じゃあ、その指輪は如何して付けてるんですか...?」と聞いてみた。
すると部長は目を細め、口元を緩ませた。
僕と花崎の間に緊張が走る。
「これは、旧友との約束なんだ。」
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