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数日(遥side)
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あの日から数日が経過した。
部長の体調がしたようで仕事に復帰している。
以前よりも部長と話すことが
気まづくなってしまい、
僕の方からも部長を避けるようになった。
夏津くんには何度も心配されたけど、
その度に大丈夫だよと微笑んだ。
和樹は、僕が仕事に失敗して
部長に怒られてると思ったらしい。
しっかり首を横に振ったけど。
仕事を失敗して怒られるくらいならいいんだ。
謝れば許してくれるから。
1回じゃ駄目だったら何回も謝ればいい。
だけど、今回は個人的な気まづさだ。
謝るにも、どう謝ればいいか分からない。
そもそもうまく顔を見れない状態で謝ったとして誠意と謝罪の気持ちが伝わるとは到底思えない。
僕はどうしたらいいんだ...
そう思ってデスクに突っ伏す。
「芸能部の三浦善人だけど、遥ちゃんいる?」
そんな声が聞こえて、はっと顔を上げる。
善人さんは僕を見つけて駆け寄ってきた。
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