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番外編・座敷童が来た話1
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座敷童とは家の奥座敷にいつく童のことだ
家に住み着くと幸福をもたらす妖怪だが同時に家から立ち去ると瞬く間に落ちぶれると言われてる
さて、そんな座敷童が何故だか住みかでもない場所であるここにいるのだ
「天神さま遊んで!」
「…」
トントン 教材を机に叩く
私はその声を聞き流す
今日の授業に使うものは…
「天神狐(こ)無視はよくないよ?」
いつの間に移動したんだろうな?目の前におかっぱの可愛らしい女の子が両頬を膨らませてムッとさせてきた
「…私は仕事中だから遊べない、相手をして欲しいなら火貂の獺松に頼みなさい」
「アタイは天神狐と遊びたいんだ」
女の子の発言に獺枩が大きく反応を示す
だが彼はその単語を言われて不思議そうにするだけだった
「天神狐?天神公じゃなくて?」
「天神狐は狐だから天神狐だよ?」
「獺松…」
「はいはい、えっと天神公は人間としてのあなた様が天神様へと昇格した姿だの認識なんだよ、でも妖側から見た貴方は玄狐であるからね…天神公(てんじんこう)と分ける意味合いでも天神狐(こ)と慕われて呼ばれてるらしいよ」
「天神となった人が天神様とするならば天に通ずる神の狐を天神狐としたのか…。」
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