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「寿、こちらの国のことをもっと知ってほしいと思い、こちらの国からも寿に従者をつけることにした。コウだ」
従者が寿に膝をつく。
「コウと申します」
寿が何となく横目でタキを見ると、タキは無表情でコウに冷たい視線を送っていた。
(……。…ものすごく不機嫌だな、タキ…)
「これから、タキと二人で寿様のお世話をさせて頂けるなんて至極光栄でございます」
コウの言葉にタキの頬がピクっと動く。
(お前なんかいなくても寿様のお世話は私一人で足りているんじゃっっー!!とか心の中で叫んでいるんだろうな…)
勝手に寿はタキの心の中を読むが、的は外してないと思う。
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