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「……。……訓練所で知り合っただけの関係ですよ」
タキは嘆息混じりに言う。
「ほぉ…!」
「‥私は神童と呼ばれていたので、訓練所では一人別メニューをこなしていたので彼と同じ教室で勉強したことはありません。…ですが、彼は神童と呼ばれた私に興味があったのでしょう…。私の登校時にストーカーのように待ち伏せして、何かと話し掛けてきて彼一人で喋っていました。面倒くさかったので私は無視をしていましたが…。…それだけの関係です」
タキが感情を見せないまま、ベッドの布団にも手を伸ばす。
「…タキ、布団まで持っていく気なのか?」
「当たり前です!掛け布団からシーツ、カーテンまで持っていきますよ!今は圧縮袋っていう良いものがありますから」
「…ああ。お前が通販で頼んだやつな」
神童と呼ばれた男は、なぜかお得という言葉に弱い。
今ならもう一つついてお値段そのまま!と宣伝文句をされたらもう電話をしている。
受け取りは国王の城にいる女官にしてもらい、その女官から届いた商品をもらう。
女官はタキが喜んでいるその顔を見られるだけでいいらしく、女官はその役割を喜んで引き受けているみたいだ。
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