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「寿様に好感を抱いてくれることはとてもいいことです!まずはこの城の者から寿様の良さを知ってもらいましょう!それがいつか世界平和に繋がるのです!」
「お前、世界平和って大袈裟だな…」
と眉間に皺を寄せたまま寿は笑う。
タキは皇子とコウに視線を移す。
タキのとても冷たい視線が、皇子とコウに突き刺さる。
こっちは少しでも寿様の良さを知ってもらって、この城の者から偏見をなくしたいのだから、タラシとか言ってくだらないことで騒ぐな!
とタキがまでさっきまでの会話をその場で聞いていたかのような、そんな視線だった。
「…寿、さっきは悪かった」
皇子が寿に謝る。
「…え?」
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