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その言葉で皇子は意味がわかったのだろう。
そして皇子が困ったように小さく笑う。
「それは寿と一緒に寝ていいということか?」
そう聞かれて、寿は自分の頬が真っ赤になっていくのを感じて何も言えなくなる。
皇子は寿が承諾したと解釈したみたいで、皇子は布団の中に入ってくる。
だが、皇子はベッドの端っこで寿に背を向ける。
「…おやすみ」
寿の胸には切ない気持ちが広がる。
(そんなに俺のことが…、)
嫌…?
そんなこと皇子に聞けるはずもない。
「‥…。おやすみ…」
寿は皇子に返事をして瞳を瞑るが、眠気はなかなか襲ってこなかった。
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