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「ああ。コウからここで働いている者の名簿をもらったからな」
タクミは寿に名前を覚えてもらっていたことが嬉しかったみたいで、タクミは微笑む。
「寿様。私が調べていたのは、この時期に植える野菜です」
「…。え、野菜…?」
何かの資格を得るためにタクミは熱心に勉強をしているものだと寿は思っていた。
タクミはまさかの返答で、寿の言葉も一瞬遅れる。
「寿様はマユとオトモダチになられたのでしょう?マユが寿様とオトモダチになったのよ!って嬉しそうに私に報告してくれました」
「…タクミはマユと仲が良いのか?」
「はい。…こう言ってはなんですが、マユとは兄のジョージより仲が良いかもしれません…。遊び相手によく私を選んでくれますし、寿様とオトモダチになられたことも、私に一番に報告してくれました」
タクミがマユと仲が良いなんて思いもしなかった。
(そういや昨日、部屋から見たのはマユとタクミだったかもしれないな‥)
昨日、部屋から見たシルエットはマユとタクミによく似ていた。
もしかしたらタクミの休日を使って、二人は遊んでいたのかもしれない。
「マユから庭先に野菜を植えたい、と言われたのでこの時期に植える野菜や水やりの方法などを調べていたのです」
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