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ダブルベッド
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「うわぁ…!」
踏み入れた瞬間、思わず声を上げてしまってしまった。
部屋はホテルのスイートルーム並みだった。
部屋を入るとすぐに寝室で真ん中には大きなダブルベッド。
寝室の角には机とテレビが置いてある。
琴音は感動しながら寝室を抜けると小さな部屋があった。
そこには一人用の冷蔵庫と洗濯機があった。
そしてその部屋の奥にトイレとお風呂がある。
トイレは普通の広さなのに、風呂のドアを開けるとここは温泉か!と突っ込みたくなるほど広さに、琴音は少し引いてしまってすぐにドアを閉めて寝室に戻る。
(いまいち、部屋の構造がよくわからないけど…)
でも公園じゃなくて良かった…、
とホッとすると同時にこんな豪華な場所で今日から生活できることに内心で感謝してから、
ベッドに腰を下ろして、琴音はすぐ鞄を開けて両親の遺骨と位牌を机の上に置いて手を合わした。
(お父さん、お母さん、公園じゃなくてちゃんと住むところ見つかったよ)
少し自分には豪華過ぎるけど…。
そう伝えようしたがでもそれは両親に別に言わなくてもいいか…、と考え直して伝えることをやめた。
琴音は遺骨と位牌を見つめた。
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