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話だけ
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「僕も」
「はぁー、結局これを受けて傷つくのは、翠だぞ?」
都明が振り向いて、翠に問いかける。
(翠さんが傷つく…?)
「でも、これを断ったら、この一億はこのガキに渡るんだぞ?何か癪じゃねぇ?」
真貴の目つきがきつくなって翠を睥睨するが、翠は特に気にした様子もない。
「でもまぁ、悪霊をとるだけでいいんだろ?」
「ええ」
「じゃあ、話だけは聞いてやる」
翠が琴音の隣に座る。
その途端、舞が安堵表情を見せて、翠の気が変わらない内と思ってか舞が少し早口で伝える。
「ここ二週間で真貴に変なことが起こり過ぎてるの」
「変、…なことね…」
翠が真貴を一瞥する。真貴は急に下を向いて頭を抱える。
急に頭を抱えたせいなのか、琴音は少しわざとらしく感じてしまう。
「一ヶ月前から私達付き合っているの。今日で一ヶ月目なのよっ!」
舞は嬉しそうに下を向いている真貴の腕を掴む。
(それと変なことが起こっていることと、どういう関係があるんだ‥?)
「あ、そう。で?」
翠が興味なさそうに答えて話の続きを促す。
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