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食事会終了
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Mikado side
挨拶も無事終わり、今は駐車場に向かうところ。誰もいないから、手ぐらい繋いでも罰は当たらないよね!?俺は社長の手に指を絡ませて、恋人繋ぎをする。あ、ちょっと、ビクってなった←でも何も言わずに握り返してくれる。ほんとそういうとこ大好き。なんにも考えずずっとこのまま、なんていられる訳もなく駐車場についてしまう。って、あの二つの面影は…うげ、元副社長夫妻だ。社長、手を離しちゃうかな…?
「あ、慶!なんだぁ、今帰り?私たちもなんだけどさぁ…タクシー披露のめんどくさいから乗せてくれない?」
「だ、だめだよ、翠理ちゃん!迷惑かけちゃ…」
あ、恐妻なんだ…元副社長が言ってくれるも、睨まれて終わり。ほんとなんで結婚したんだー?俺そいつで失敗してんだけどぉ!?
「えぇ、いいでしょ?お金、もったいなくて…深川社長、駄目ですか?」
「この車の持ち主は美門のものなので、俺はなんとも…」
社長が手の力を緩めてしまった。何、恋人繋ぎはやめないよ?俺は手を握り返すと、驚く社長に微笑む。
「ごめんねー?俺らこれからラブホだからさー?」
「は、はぁ!?何言ってんだ!阿呆!」
「殴らなくても良くね!?酷いよぉ…まぁ、ラブホは嘘だけど、これから俺んちなの。てか、社長さん?迷惑って辞書で調べた方がいいですよ?」
「はぁ?送ってくれるぐらいいいじゃない。別に初めましての仲じゃないんだし…」
死ねクソアマ。なんて、良い子のみんなは言っちゃダメだよ?じゃなくて、金は元副社長に渡したし、社長をこれ以上面倒ごとに巻き込みたくない。社長と繋いだ手をひき、俺の車へと歩き出す。
「ちょっと、!慶!載せてきなさいよってば!」
「み、翠理ちゃん、迷惑だよ…」
「うるさいわよ!あんたは黙ってて!」
うっわぁ、かわいそ…あんなやつと結婚…とりあえず、早足で車へと向かい、鍵を開けて、社長を助手席へと座らせる。俺はシートベルトを付けさせると、また、二人の元へと向かった。
「なぁに?やっぱり乗せてくれる気になったの?遅いわよ。」
「そうじゃねぇよ。元副社長?こんな女すぐやめた方がいいよ?見た感じ訳ありって感じだから…」
「えっ、?み、翠理ちゃんとは、ちゃんと…!」
これ以上は聞いても意味無いみたい。だから、元副社長の手をとり、また車へとダッシュ。あんな女しらん。きっと、他の奴捕まえるだろ。元副社長はビックリしたようにこちらを見る。まぁ、何の話も聞かないけど、後ろの席のドアを開ける。
「はい、どーぞ?元副社長さん。」
「でも、翠理ちゃんは…」
「大丈夫大丈夫。他の奴捕まえるよ。ほら、はーやく!」
渋々ではあるものの、ちゃんと席に座ってくれたみたいだ。俺は運転席へと移動して、社長を見る。顔が青ざめてる。うん、俺のせいだけど今、あの状況で元副社長夫妻ふたりきりにさせたらダメな気がしたから…
俺は社長の手を軽く握り、大丈夫というように微笑む。そしたら、社長も落ち着いてくれたのか小さく頷いてくれた。
車内は無言でいたが、それが良かった。ふたりが仲良くしだしたら俺の居場所はないからね。元副社長の家へと車を走らせた。
数分後に、家へと届けて、俺も一度車から降りる。
「んー、お嫁さんに殴られそうになったら教えて?ちゃんとしかりに行きます。」
「ごめんね、…ありがとう、!本当に…」
「気にしないで下さい。では、また。」
俺は別れを告げると車内に戻り、社長の方へと身を乗り出し、キスする。
「な、なんだよいきなり…、」
「んー、こういうのって、たまにはよくない…?」
何度か甘噛みのようにキスをして、やめる。うん、社長も嫌そうではない。良かった…俺は元の場所に戻り、車のエンジンをかける。ようやく、家に帰っていちゃつけるー!
ーーーーーーーーーー切り取り線ーーーーーーーーーー
美門さんと深川社長は付き合ってませんよ!‼
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