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もしも美門が受(Ω)で社長が攻(α)だったら
Fukawa side
最近恋人かつ番である美門の様子がおかしい。こっちを見ては少しだけ気まずそうな顔をするし、すぐに視線をそらせる。喧嘩も特にはないし、仕事だってお互い順調だ。それなのに、何でだ…本人に聞くしかないのか…?
「おい、美門。後で話があるから社長室にこい。」
「えー、なになにここで言えないこと?こわぁい」
「だまれ。とりあえずこいよ。仕事終わってからでいいから」
渋々頷く美門。そんなに俺と話したくないのか?まぁ、もう番になっちゃったからなんとも言えないんだけど…。それに、もう一人にしないと言ったのは紛れもなくこいつだ。なんなんだよ、ほんと…
「で、社長室来たのはいいけど、なんで押し倒されてるの俺!?」
「お前が俺を避けるからだろ。いままでを振り返れ」
「な、!?そ、それはさ…色々俺にもあんのー!」
クソ生意気なやつ。今に始まった訳じゃないが…苛つく。というか、この状況で自分が不利って感じないのか?弄るぞこら。
中々口をわらない美門。そっちがその気なら俺だってナニするかわかんねぇのに…。俺は美門のシャツのボタンをいくつか外していく。
「ちょ、社長!?此処どこだかわかってんの!?」
「なんも言わねぇお前が悪い。ここでヤられたくなきゃ言え。」
「ちょ!?酷くない!?い、言うから離せー!」
そんなにされるのが嫌なのか?まぁ、いい。元々社内でそういうことはしたくないし。ボタンを外すのをやめて、美門の顔を見る。
「で、何で俺を避けてんだ。はやく言わねぇと抱き殺すぞ。」
「ねぇ、待って酷くない!?言うってばー!」
「お前はさっさと本題に入れ。」
「うっ、…そ、そういう態度取られるから、怖いんだ、けど…」
目が泳いでる。何なんだ?それにこの態度は昔から変えてねぇし変えるつもりもない。それなのに、今更何言ってんだ。
「はぁ?そんなの前からだろ。そんなくだらねぇ事で俺を避けてたのかよ」
「くだ、…うん、そうだよね、ごめん。俺おかしいみたい!えと、これからは今まで通りにするね?」
明らかに顔が引き攣ってる。それなのに無理やり笑顔作って…何がしたいんだよこいつは。
「そんな顔で言われても説得力ねぇんだよ。さっさと言え。」
「だーかーら!大丈夫なのー!なになに、そんなに俺のこと抱きたいのー?えっちー!」
「死ね。はぁ…もういい、仕事もどれ」
「りょーかい、あ!今日俺社長の家行けなーい、ちょいと用事があってー、ごめんね?」
いつもは俺が言わなくても車を持ってきて俺の家に無理やり連れてき、勝手に邪魔してくる癖に今日は来ねぇと…?ほんと、自分勝手なやつ
「はぁ?そんなの誰も頼んでねぇだろ。もう来なくてもいい。」
「ひどーい!ん、まぁ、社長の事だからねぇ、わかった!じゃ、失礼しまーす」
美門は外れたボタンをなおすと、すぐに出ていった。話したらスッキリするはずなのに何故か心が重くなっただけだった。
ーーーーーー切り取り線ーーーーーー
鈍感社長。悪気はないんです!
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