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10000アクセス記念作品パート4
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Fukawa side
昨日、美門が社長室を出た後に部下から飲み会に誘われた。まぁ、特に何も無かったし行こうと思った。それに、もう1度美門と話せると思った。だが、会社から出たら智景も隣の会社から出てきた。どうせなら少し話したい。だから、飲み会について来いっていった。嬉しそうにする智景はかわいいが、もう今は好意はない。
「んー、なんか少し雰囲気変わった?珠里」
「あー?わからん。てか、自分で自分が変わったなんて思ったことはねぇよ」
「そうかなぁ?あ、!美門さんと仲良くしてるー?ちゃんと構ってあげなきゃ拗ねちゃうよー?それに、美門さんモテそー!」
拗ねるのはないとして、あいつがモテるのは真実。いつか取られそうで怖いから、番にさせた。無理矢理じゃなく、同意の上で良かった…
適当に駄弁っていたら、居酒屋にすぐに付いた。もう既に殆どが集まっていて、美門もいた。だが、隣に女がいたため、隣に座ることを諦めて智景と隣になった。酒が弱い智景の面倒もあったし、それにいま気まずい美門と何を話すか悩むよりも智景と話してた方が楽だ。
何故か、べたべた触られてる美門。顔は笑っていたが、本当は嫌がってる。耳が少し動いてるからわかりやすい。でも、助けられない。ここで俺が出たら迷惑するのは美門だ。関係をバレてしまうことは美門にとっても、会社にとってもマイナスになる。どうしたらいいのかわからず俺はまた智景に逃げる。
すぐに酔ってしまった智景を抱いて、俺の家へと連れて帰る。車がないため少し時間はかかったが、まぁ、良し。家の玄関をあけて、ベットへと智景を寝かせる。そう言えば美門はベットで寝させないな…理由は俺がいつでも襲いそうになるし、寝顔を見れば仕事にいかずにそのままずっといてしまいたくなるから。本人にいったらきっとバカにされるから言わないが…
俺も酒を飲んだから眠気が襲ってくる。いつもの癖でベットに倒れ込むと下に智景がいた。普通に忘れてた…そしたら、智景の腕が首に回ってきた。
「うっ、…しゅり、…しよ、ね…?」
「しねぇよ、お互い相手いんだろ?」
「したい、秘密にすればできるから、ね…、しよ?」
酒の力は怖い。ふと、手が出そうになる。しかし、脳裏に浮かんだのは何故か美門の泣き笑いだった。大丈夫、と何度もいいながら泣いていた。きっと美門は俺を縛らないし、浮気をしても気付かない。だが、俺が美門の立場なら浮気は許さない。それに、ほかのヤツらなんて見られないように束縛したい。俺は自分の中にこんな汚い感情があることをはじめてしった。それと同時に美門をどれだけ好いているかも自覚した。
「やんねぇよ。俺はもう大事な奴がいるんだ。あと、今日俺ソファーで寝るわ。」
「やだ、しゅり…おいてかないで、」
背中を向けた時、項に痛みを感じた。やべ、噛まれた。これは、うん…美門に申し訳ねぇ…怒るよな…智景を怒ろうとしたのにすぐに寝てしまった。くそ…
次の日俺らは何も無かったかのように過ごし、智景の帰る時間になった。智景はわかれるときに毎度ハグやらキスやらをしてくる。まさか、それを見られたなんて思ってなかったし、見られても慣れてるからどうってこと無かった。でも、一瞬みせた美門の表情が泣いてるように見えた。俺らが普通でも、あいつから見ればきっとこれは、浮気。
智景が美門と話したあと俺は気まづくならないようにマンションへと入ろうとした。なのに、あいつは…俺と智景が復縁したとほざいた。俺の番は美門1人なのに。意味がわからなくて呼び止めようとしたが、美門は帰っていった。復縁なんてしてねぇし、美門を束縛したいまでおもったのに…
あの時俺が呼び止めれば良かった…そう後悔したのは部下からの電話だった。
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