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君は誰のもの?
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kanato Side
それは突然の出来事だった。
いつもは適当に遊んでは終わるって関係を続けてきた俺が、というか俺達が一瞬にして目を奪われた。それが陽斗クンだった。まだ幼さが残っている見た目。しかし、脱いだら鍛えられている腹筋。見れば見る程に気になっていった。
あ、今更だけど俺達っていうのは俺と梓穏ね?梓穏とは前から友達で、趣味?というか遊び方が一緒だったから仲良くしてきた。でも、梓穏は陽斗クンを嫌ってるらしい。でも、見惚れたのは同じ時だった。だからきっと本当は好きなんだと思う。まぁ、アピールしないなら俺が行くけどね。
陽斗クンはいつも眠たそうにしていた。いつかαに襲われるんじゃないかってしんぱいになってたけど過保護なお父さんがいるらしく、誰も手を出せない。俺もその一部だし。
なのに、梓穏の方にいつもいってる。それが羨ましくて仕方ない。口では嫌がってる梓穏も実は喜んでいるのを俺は知ってる。耳が揺れる時、彼奴は心の中で喜んでいる。でも、にぶい陽斗クンは全く気付いていない。
陽斗クンと帰った時、梓穏多分適当に遊んでいたんだと思う。まぁ、俺も送ったあと遊んでたしね。それに関してはなんも言わない。でも、陽斗クンと話した後に絶対誰かと寝るんだ。相手を身代わりにしてるんじゃないかって思っちゃうよねぇ…?
送った次の日、陽斗クンはいつも通りだった。まぁ、可愛いこと他になしってやつ?でも、梓穏の方しか向いていなかった。まぁ、俺が話しかけたら挨拶してくれたから良いんだけど。でも、何よりも意外だったのが梓穏も挨拶を返したってこと。
梓穏は眼中に無い人はとことん無視する。可哀想な程に。でも、陽斗クンにはしなかった。なんで、なんて考えなくてもわかった。梓穏は心のどこかで陽斗クンを欲しがってるんだって。気付いたけど絶対教えてやんない。陽斗クンは俺の、俺だけのΩにしたいもんねぇ…。
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