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ふわふわ
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hinato side
朝、先輩に挨拶出来ちゃた…?まわりの視線は怖かったし、痛かったけどそれ以上に嬉しかった。
梓穏先輩は俺が嫌いだ。きっととろかったりあんまりはっきり言わないから嫌われてる、んだと勝手に思ってる。でも、あいさつ返してくれたから嫌われてないのかもしれない?のかなぁ…。
ふわふわと浮かぶような気持ちで軽くスキップしていたら、後ろから名前?を呼ばれた気がした。きっと気の所為。
「陽斗ー!おはよ、って絶対今俺の声ってわかんなかったでしょ?」
「…あ、愁おはよぉ、?って気付かなかった、ごめんね?」
気の所為じゃなかったみたい。愁が声をかけてくれて、嬉しいけど気付けなかったのは申し訳ないなぁ。でも、ふわふわした気分は全然無くならなかった。教室に入ったら、この幸せな気持ちを愁に聞いてもらおう。
「おーい、?何にやけてんの、って上の空かよ…」
「えへへ、って愁何か言った?」
「…お前、なんかいい事あったろ、ぜーったいあったろ!?」
…愁さんにはお見通しって言わんばかりにこちらを見つめてくるから大人しく頷いて、えへ、と笑ったら愁が良かったなぁ、って頭を撫でてくれたの。
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