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むむむ
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sion side
朝から見たくない奴の顔を見てしまった。くそ胸糞悪い。無視しようとしても話し掛けてくる。本当に意味がわからない。舌打ちをしたところで其奴は気にもしないで挨拶と何度も言ってくる。餓鬼なのか、餓鬼か。
そもそもなんで声を掛けて来るんだよ…。哉翔だけで良いだろ。哉翔はわりと彼奴に本気みたいだし…?番にでもなればいいけどそれはそれでムカつくからなんも言ってやんね。
早々と嫌な挨拶を済ませては、何やら哉翔が奴に変なことを耳打ちしてた。まぁ、対したことじゃなさそうだけど…。
「ねぇねぇ、梓穏?なんで挨拶返してたの?」
「しつこかったからに決まってんだろ。他に何かあると思ってんの?」
「べっつにい〜?俺は可愛い可愛い陽斗クンに会えて満足したし。」
ニヤニヤしてる顔面に鞄を投げ付けてやればぎゃふん、なんて声が聞こえるも無視無視。あんなの俺の知人じゃない。と思いたいも何となく気になって振り向いてしまったが、やはりまたニヤニヤ顔。今度は靴でも投げつけようか…。
そんなことを思いながらも哉翔の裏に少しだけ見えた愁?とか言うやつと目が合った気がした。目を逸らせば負けなような気がするから軽く睨み合っていたも愁?は俺から大嫌いな彼奴に視線を変えては何やら話していた。
「梓穏~?誰見てんの?陽斗クン?それとも保護者?」
「保護者なのかあいつ…じゃなくて、保護者の方?ってβなのか?」
「知らな〜い。でも、α説も流れてるよ?なになに、梓穏クン陽斗クンのこと気になっちったァ?」
よし、ぶっ殺す。そんな意味を込めて腹パンしてやれば哉翔を置いて教室へと向かった。
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