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ずるずる。
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hinato side
結局なんにも分からないまま寝ちゃって朝が来た。今日はなんか少しだけ身体が重い。寝過ぎちゃったかな…。
しばらく布団から出られなかったけど頑張って起きた俺を褒めて欲しい…。リビングではいつも通りぱぱとお父さんが居た。うんうん、この朝が好き。2人居ないとなんかやだ。
「おはよ、陽斗。よく寝れたか、って顔色悪いな。堂下?」
「おはよぉ、ぱぱ。んー…少しだけ身体が重い。寝過ぎたんだと思う。」
「そうか。とりあえず熱とかはなさそうだから良いけど、調子悪くなったらすぐ保健室行くこと。わかったな?」
「はぁい。って、お父さんご飯食べながら寝てるよ?大丈夫かな…。」
「…疲れてんだろ、そっとしておいてやれ。」
お父さん相当疲れてるんだ…。お仕事お疲れ様、と心の中で言い俺も朝ごはんを食べ始める。美味しいご飯のはずなのに今日は何故かあんまり食べれなかった。
ご飯の残りをお父さんのお皿に移して、ご馳走様をした後に歯を磨きに行こうとして立ったんだけどふら、って立ちくらみ?がおきた。ぱぱが驚いて支えてくれたから倒れないですんだ。流石ぱぱ。
「本当に大丈夫か?立ちくらみまでするのは流石に…。今日は学校休んだ方が…。」
「大丈夫大丈夫、心配させてごめんね?」
「あのなぁ…。まぁ、今日はお父さんが仕事休みだから無理せず辛かったら連絡しろ。」
「はぁい。って、ぱぱはお仕事なんだ。頑張ってね。」
ぱぱは不満そうに俺を見たあとに小さく頷いてくれた。でも何で今日こんなにだるいんだろ…。風邪、なのかな…って、考えてたは時間来ちゃう。
歯を磨いてすぐに外に出る。駆け足で学校に向かえば梓穏先輩が見えた。ふわ、って心がなってわかんないけどぽかぽかしてきた。少し体調も治った。気がする。
「梓穏せんぱ、…おはようございます、?」
「…何で疑問形なんだよ…。って、お前どうした」
「…?なにがですか、?特に何も無いです、よ…?」
梓穏先輩を見詰めながら首を傾げるもどうしたと聞かれてもわからない。でも先輩はこっちを見つめたまま。なんか、照れる。
「顔赤いから熱でもあんのかと思った。なんだよ。」
「ふふ、梓穏先輩優しい…。でも、大丈夫です。」
「なんでそうなるんだよ…。俺は先行くから。」
呆れられちゃったかな…?でも、いっか。顔見れて話せたし…。幸せなふわふわに頬が緩くなってきちゃった。
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