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わからない。
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shion side
さっきよりも発情の匂いが強くなってきたのと同時に密着してくる美門。こいつ俺がαって忘れてるのか…?俺以外に変なの来たら確実に犯されてるだろ。
「先輩、おなかきゅうきゅうおさまんない、こわい…。」
「さっき無でてっていったろ。なんも考えんな。喋んな。」
「むり…。無でられたら、もっと意識しちゃう…。」
「じゃあ寝ろ。そのうち保健医帰ってくるだろ。」
泣きそうになりながらこっちを見てくる美門。渋々頷けば目を瞑って肩へと頭を押し付けてくる。
初めての発情で、戸惑ってるだけ。俺じゃなくてもきっとこうなってた。そう思っているのに心のどこかで俺だけの前でとか思う自分に腹が立つ。
「せんぱい、せんぱい…、」
「…なに。」
「ありがと、ございます…。」
上目で見てきたかと思えば緩み切った頬で礼を言われる。なんなんだよほんと…。はやく、保健医来い。甘過ぎる空気に、慣れないんだよ。その場の雰囲気で襲いそうだし…。
しばらく経った後、美門の寝息が聞こえてきた。…こいつ、無防備過ぎだろ。俺が襲ったらどうするんだよ…。まぁ、無いけど。
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