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心配。
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shuri side
朝から陽斗の体調が悪いのはわかっていた。あの時強く止めてればこんなに酷くなかったろう。俺のせいだ。
昼、仕事をしていた時に電話がかかってきた。誰かと思えば陽斗が通っている高校からだった。すぐに仕事を終わらせて部下に残りは他のんだ。きっと熱が出たりしたんだ。
車に乗り込み慶に連絡を入れる。とりあえず帰るということを連絡を入れた後に、すぐに高校へと向かった。
高校に着き、急いで保健室がある場所に向かう。そして廊下ですれ違った生徒から何か甘い匂いがした。そして、懐かしい匂いが。でも今はそれどころじゃない。
廊下を走り、保健室の扉をノックしてはΩ独特の匂いがした。陽斗が発情期を迎えたらしい。
「美門の父です。遅くなって申し訳ないです。」
「いえいえ。今美門くん寝ちゃったんです。」
「わかりました。じゃあ連れていきますね。」
寝ている陽斗の荷物をつかみ、そっと姫抱きし保険医に軽く礼を言ったあとすぐに車へと向かう。生徒の視線なんか気にしてられない。すぐに病院で薬を貰わなきゃ。
助手席を倒し、陽斗を寝かせたあとにシートベルトをつけさせる。車を動かす前に慶に電話をする。3コール以内に出てくれる慶。
「慶、陽斗が発情期来たらしい。今から病院行って薬もらってくるからお前避難しろ。」
「ついに来たかぁ…了解。仕事終わったら連絡する。陽斗の事おねがい。」
「当たり前だ。仕事代わってくれてありがと。いってくる。」
慶はαだからいちよう避難させておいた方が良いだろう。頬を赤くさせながら発情する陽斗の頬を軽く撫で、車を走らせる。はやく、はやくつけ。
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