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挫折しそう…
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*
27歳の秋の日。それはきっと、常人には反応出来ない一瞬の事だった。
気づいた時には、トラックが目の前に迫っていて。
あぁこりゃ駄目だわ、と思う状況判断も出来ずに頭が真っ白のまま突っ立ていた。
脳に響く金属音と、重い衝撃。
遠くで叫ぶ友人の声。
あぁ、死ぬのか。
薄れる意識の中、どこか安堵している自分がいて分かった。
俺は相も変わらず訪れるこの日常と、その日常に慣らされ壊し方を奪われた自分に絶望していたらしい。
死に際に日常の物足りなさが何か分かるだなんて皮肉だな。
俺は他者など気にせず誇れる自分になりたかっただけなのに、いつから俺は潰されるのが怖くなったんだろう?
来世は強くなりたい。
この想い忘れたくねぇなぁ…
『ーーーーー』
**
「…ぅ…痛てぇ…」
全身痛む体ー特に痛い腰部に手を当ててーに顔を顰めながら、キモいピンク色の部屋の之またキモいピンク色のベットから上体を起こす。
俺は生粋のノンケって訳じゃねぇから分かるが、
之は無い。
死んで目ぇ覚ましたらラブホで掘られて放置された状態とかふざけんな!掘ったてめぇが死ね!
体を庇いながらゆっくりベットから立ち上がった俺は、
尻の違和感に頬を引き攣らせた。
「…はは、……中出しとか、潰すッ!」
ーーーーーーーー
初めまして佐宮でーす♪閲覧ありがとうございます!
ひゅー嬉しー^^*
さて、主人公はキモいと言っていますが部屋は至って普通のラブホのカップル部屋です。ショッキングピンクなだけですので濁った色はしていません。まぁショッキングピンクなんて充分キモいっスwww
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