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ざわざわ
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久兄が教室を出ていった後、一瞬で僕とともの周りに人が集まった。ともは心底面倒臭そうに顔を歪めて机に両肘を起き両手に顔を乗せて左右から自分の顔を押してタコのような顔で僕をずっと見ている。それが可愛くてクスッと笑うと周りに集まった人の1人が口を開いた。
「ねぇ君、高槻先生とどういう関係なの?とっても親密そうな関係に見えたけど・・・」
「ん?高槻先生?・・・ああ!」
「どういう関係なの!」
「僕の自慢の兄の1人です!長男さんですね!」
「「「へ・・・っ!?」」」
「おーおーとってもビックリしてるねキミ達」
話しかけてきた子は僕が応えた瞬間固まってしまった。よく見たら周りにいる子や、話が聞こえていた子達もこっちを見て何か話している。どうしたのかと話しかけようとしたら、
「おーい海砂ー!」
「「えぇっ!?!?」」
「あっ!聖兄ー!」
聖兄がドアの所で腕を組み壁にもたれかかってそんな大きくはないが丁度静かになっていた教室内に聖兄の声が響き渡った。所々でボソボソとコチラを見ながら話している子達がいるけど何を話しているかは聞こえなかった。
そんな聖兄の前まで小走りで近づくと頭を撫でられ『待ったか?』と、聞かれた。
「ううん!全然待ってないよ!」
「じゃあ寮の方に行くか。俺も同じ寮だったしな」
「え、そーなの!?嬉しいっ!じゃあ同じ部屋になった子も一緒でいい?」
「ゲッ・・・」
「あぁいいよ。丁度話してみたかったんだ(どんな奴か)」
「わーい!とも行こーっ!」
「うわーい・・・」
*ふわーんとしてる末っ子とニコニコな三男とイヤイヤな朝陽
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