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【39】
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それからも貴文さんは俺の話を色々と聞いてくれ、気づいたら21時近くになっていた。
「……!すみません、こんな時間まで付き合ってもらって……!」
「ん?いいよいいよ、話せて楽しかったし。コーヒーご馳走様」
「本当すみません…ありがとうございました」と頭を下げる俺に「大したこと言えないけどいつでも聞くからね。ひとりで変な方向に突っ走っちゃ駄目だよ」と貴文さんは最後まで優しく笑って帰って行った。
***
翌朝。
「おはよう、一ノ瀬くん。いよいよ本番だね!」
「おはよ、二宮さん……やる気満々だな」
「やっぱりやるからには勝ちたいからね。あ、これハチマキ。さっき先生が着替えた人からハチマキつけて椅子持って運動場行けって」
「サンキュー。うちのクラスは青なんだな」
「うん、私去年も青だったからピンクとかが良かったなー」
来年はピンクだと良いなと話しながら二宮さんと運動場に向かった。
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