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【85】
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身体と髪を洗い終わって湯船に浸かる。
入るとすぐに、先に浸かっていた木月にぎゅっと抱きしめられた。
「……んっ…………」
今まで何回も抱きしめられたが裸で触れ合ったのは初めてだ。
緊張で一瞬身体が強ばったが、木月は手を出してくるわけでもなくそのまま優しく俺の頭を撫でただけだった。
「…………木月、もっと…さ、触って……」
はじめは少し緊張していたがそれがほぐれてくると今度は焦れったくなってきて、俺は自分の頭を撫でてくれていた木月の手をとって両手で握った。
「どこを?」
ちょっと意地悪な笑みを浮かべながらそう聞いてくる木月はゾクゾクするほど格好良くて、目をそらせなかった。
「……っ………ぜんぶ……ぜんぶ触って……」
「ん、了解」
さっきよりも強く抱きしめられ深く口付けられる。
「んんっ………はっ………ぁっ….……」
「…………んっ……………」
互いの舌を絡め唇を貪るように夢中でキスをした。
気持ちいい…とぼんやりした頭で考えていると、背中にまわされていた木月の手が俺の耳に添えられた。
「………!やっ……そこっ……….」
指ですりすりと撫でられているだけなのに身体がビクッと反応してしまう。
唇を離した木月が「……耳触られるの、いや?痛い?」と聞いてきた。
「……っ…い、痛くない……けどっ………なんか…ぁっ……変な感じ……」
「耳、弱いんだな一ノ瀬」
「……んぅっ…耳元で喋るのも…だめっ……」
「ほんとに駄目?こんなに可愛い反応してるのに?」
木月はふっと笑いながらそう言うと俺の耳に口付けをし舌を這わせた。
「ひっ…やぁ……き、木月……舐めるのっ…ぁ……やっ……!」
直接的な強い刺激に身体がビクビクと反応してしまう。
恥ずかしい声も抑えられない。
そんな俺を見て、「……なあ、このままベッド行こうか」と木月が小さく耳元で囁いた。
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