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翔太編4
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「はぁ…ァン…んン…ぃヤ…だ…やめ……」
「無理、翔太エロすぎ。」
「もぅ…ムリ…ぃァン…ン…はげし…ァン」
渚は欲情して激しくなる。
苦しいと何度も伝えても聞いてはくれない。
昔、こんな奴がいた。
僕のことが大好きなバカ。
好きって言っても体目的な奴。
でも彼のセックスは、凄い気持ちいい。
渚と似てる。
いつも犬みたいにはぁはぁ言って
僕にねだってくる。
まぁそれは嫌いじゃなかった。
そんなある日彼は、死んだ。
金が底をつきそうになった時、
僕は彼をラブホテルに呼んだ。
ホテルに向かってる途中の事故だった。
ダンプにひかれてしんだ。
70メートルくらい引きずられた。
彼の顔は跡形もなかった。
その日僕は初めて他人のことで泣いた。
多分僕は、彼の事が好きだったんだ。
だからまた、誰かを好きになってしまうと、
その人が死ぬんではないかと思ってしまう。
「翔太…翔太…。」
「へ?ん?」
セックスが終わってる。
「一体何考え事してたの?」
「あぁ…別に。」
「あっそう」
あっさり言われた。
なんか寂しい
あれ?もしかして渚怒ってる?
「ねぇ…怒ってるの?」
「あぁ…別に。」
うわ。めんどくさ
「なんで同じ返し方をするんだよ!」
「あぁ…別に。」
なんだよ!こいつ!
「なんだよ!言いたいことがあるなら言えよ!」
「じゃぁ言うよ。翔太さぁ好きな人できたの?」
「は?」
「好きな人できたんだね」
「な、何言ってるの…」
「もう俺はダメ?使い物にならない?」
「な、なんでそんな…こと…」
「違うか…俺に飽きただけか…」
そんなことない…どうして
僕のこと離さないでよ。
「否定はしないのな」
「違う!待て!」
「いいよ、大丈夫。
もう帰って。」
「なんで…だよ…」
「ごめんね、今までめんどくさいことして。
正直、迷惑だっただろ…。
ありがとな」
「そんなこと……言うなよ…」
なんでいつもこうなんだ。
僕はいつも何か失う。
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