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怒声
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保健室に入ると、ベッドに乱暴に投げ降ろされた。
刹那『っ…』
全然目を合わせず、なんか怖い。
永遠『怪我は。』
刹那『しっ、してない…。』
永遠『そうかよ。』
意を決して聞いてみることにした。
刹那『お、怒ってるの…?』
すると勢いよく怒鳴られた。
永遠『なんでそんな危ねぇところに一人で行った!!!』
刹那『そっ、それは…忘れてて!だってトイレだよ?!』
永遠『トイレだからこういうことが起こりやすいんだろうが!!
それになんだその格好!!
そんな格好で出てきたら襲ってほしいようなもんだろ!!!!』
刹那『ちがっ…』
永遠『何がちげーんだよ!』
思い切りそばにあった椅子を蹴飛ばした。
ガンッ!!!!
刹那『ひっ…』
怖がっている刹那を見て永遠は舌打ちをした。
永遠『クソ!!』
すると永遠は保健室から出ていった。
追いかけようとして立ち上がる。
刹那『ぁ、永遠くんっ!!』
背中に手を伸ばそうとする。
永遠『来んな!!!』
刹那『とわ、く…ごめんなさい…怒らないで…?』
声が震えそうになるのに耐えながら出て行こうとするのを止めた。
だがそれも意味はなくて。
永遠『うるせぇ。』
保健室から出ていってしまった。
誰もいなくなった保健室で一人、泣くことしか出来なかった。
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